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電子マネーの起こり

■電子マネーの起こり

では電子マネーの始まりについて、もう少し具体的に調べていきましょう。

大昔、「もの」を手に入れようと思ったら、物々交換しか方法がありませんでした。「もの」とは主に食料品のことでしたから、山のものと海のものを交換する、といったことで生活が豊かになっていたのです。

生活が豊かになっていくと、食料品以外で必要な物品がでてきます。衣類や生活雑貨ですね。
これらを入手するために、物々交換ではなく何か一定の価値を持った品物が必要になってきます。これが「貨幣」の考え方の始まりです。最初は「貝」が使われていたんですよ。

このように、人類の生活が豊かになり、消費活動が進化するにつれて「貨幣」が生まれました。
そして「国」ができると、各国によって貨幣が統一されました。
日本では「円」ですね。お隣、韓国では「ウォン」、中国では「元」という通貨の単位が使われています。
国によって、貨幣の価値は安定し(政治の状況によって安定してないこともありますが)、貨幣による消費活動が人間の世の中では、当たり前になりました。

貨幣の使い方が、もうちょっと進化します。
例えば、遠方に住む人が物品のやりとりをする時には、現物貨幣の交換は、物理的に無理があります。

例えば、関西地方に住む人が北海道の農産物を買いたいと思ったら、消費の運び屋さんとは別に、お金のやりとりを任せる人が必要になってきます。自分で運ぶか、代理人に任せるか、いずれにせよ「確実」の方法ではないですよね。
また、高額なもののやりとりをしたとき、建物や土地などの取引のときですね。高額な貨幣を用意したとしても、膨大な分量になりますし、その実際の貨幣を運ぶとなると、危険が伴います。今でも、貨幣の供給が必要な場合、ATMへの運び込みなどは、警備員が何もつき、厳重な管理で行われていますよね。現金輸送車の強奪がたびたび起こるのも、こういったアナログなやりとりが残っているからなのです。

ほかにも、外国の人との物品交換がありますね。
輸入・輸出というやつです。これはそれぞれの国の貨幣や価値が違うため、どこかで統一しなければなりません。
現在、たいていの場合世界で流通する時の基本となる貨幣価値は「ドル」です。国々の経済状況、政治判断などによって、「ドル」と「自国通貨」の価値は、刻々と変わってきます。日本でいうと「ドル・円レート」というやつですね。今は円安なので、1ドル=105円ぐらいで推移しています。

ちょっと話がそれましたが、国内でも国外に対しても、現金のやりとりでは不十分な部分補うために、「為替」という方法が生まれました。

為替を堅苦しく説明すると、
遠く隔たった者の間に生じた金銭上の債権・債務の決済または資金移動を、現金の輸送によらずに行う仕組み。となります。
日本では鎌倉時代から行われており、江戸時代には幕府の制度として使われていたシステムです。世界的にみると、古代バビロニアや古代エジプト、8世紀のイスラム帝国にも為替手形は存在したと言う説もあります。
もちろん、そのころはまだエレクトロニック、つまり情報通信技術を使っていたわけではないので、電子マネーの祖先とでも言っておきましょうか。

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