Top >  Suica(スイカ)

Suica(スイカ)

■Suica(スイカ)
http://www.jreast.co.jp/Suica/

<概略>

Suica(スイカ)は、JR東日本が発行するプリペイド型の電子マネーです。あらかじめ金額を補充しておけば、カードや携帯電話を自動改札機にかざすことで、乗車することができます。あらかじめ切符を買わずに済むため、行き先までの運賃の確認や購入の手間など、電車に乗る時の煩わしさが解消されます。
Suicaができる前、鉄道系では「オレンジカード」というプリペイドカードが発行されていた時期がありました。しかしこれは、JR線にしか使えず、商品券やテレホンカードと同じく、「現金の代わり」となるもので、カードが直接乗車券となるものではありませんでした。つまりオレンジカードを使って切符を購入しなければならなかったのです。
その後、磁気式のカードの「イオカード」が導入されました。イオカードは、自動改札機に通すだけで運賃が自動的に清算され、ただの金券だったオレンジカードよりもぐんと便利になりました。しかし、イオカードは磁気式のため、記名機能や定期券機能など個人を識別するためのデータを入れることができません。現在主流になっているSuicaは、ICチップを組み込むことにより、さらに多機能になっています。

Suicaの特徴は、非接触型ICカードシステム。これは、改札口の切符投入口にカードを通さず、読み取り機にかざすだけで認識できるものです。そのため、パスケースなどカバーをしていても使うことができます。非接触にすることで、読み取りのロスを少なくできるし、カードそのものが損傷することが少なくなります。改札渋滞が解消されるというわけですね。


★オレンジカード
JR線で利用できる乗車券購入のためのプリペイドカード。またJRが国鉄だった頃に販売され始めた。自動券売機での切符購入や、乗り越し清算に利用できる。現在でも、JR北海道やJR四国で発売されており、全国のJRで使えるのだが、チャージができず、使い切らなければならないし、ICチップ型の後発のカードに押され、利用規模が少なくなっている。

★イオカード
オレンジカードの次に、JR東日本が発売した磁気式のプリペイドカード。オレンジカードと異なるところは、自動改札機にカードを直接通すことで、運賃が自動的に清算されること。これにより、乗車券購入する手間が省ける。もちろんオレンジカードと同じように、乗車券購入や乗り越し清算にも利用可能。


<発行>

Suica(スイカ)は、最初にJR東日本が首都圏で導入したシステムで、JR東日本の登録商標です。今は、JR東日本以外にも、東京モノレールが発行する「モノレールSuica」と東京臨海高速鉄道が発行する「りんかいSuica」があります。


<種類>

◆カードタイプ

・Suicaカード
ICチップを搭載したカードで、入金しておけば自動的に運賃清算できる乗車券になります。自動改札機にかざすだけでOK。チャージして繰り返し使うことが可能ですが、自分の名前など個人情報を入れるものではないので、定期券機能などは追加できません。

・My Suica(記名式)
ICチップを搭載したカードで、入金しておけば自動的に運賃清算できる乗車券になります。自動改札機にかざすだけでOK。チャージして繰り返し使うことが可能です。機能はSuicaカードと同じなのですが、購入時に氏名・生年月日・性別等の情報を登録しておきます。紛失した場合に、登録した情報をもとに再発行することができます。

・こども用Suica
自動的に小児運賃で精算されるものです。以前は、子供を連れている場合、こども用の切符だけ別に購入しなければならなかったので、「乗車券購入の煩わしさが解消される」というメリットを感じないケースもありました。

・Suica定期券
Suicaの機能に加えて、定期券として使えるものです。定期の場合、本人しか使えないものなので購入時に氏名・生年月日・性別等の情報を登録しなければなりません。紛失した場合に、登録した情報をもとに再発行することができます。

・Suica連絡定期券
JR線単独定期券のほか、SuicaおよびPASMOエリア内の他の鉄道会社との連絡定期券がつけられるものです。


◆携帯電話機タイプ

・モバイルSuica
クレジットカードの登録が必要です。乗車区間の自動清算、定期券として使えます。

・EASYモバイルSuica
クレジットカードの登録が必要ありません。乗車区間の自動清算はできますが、定期券購入ができません。

・モバイルSuica特急券
JR東日本のエリア内で新幹線に乗ることができます。携帯電話やパソコンでネットに接続し、新幹線のチケットを購入することができます。


<購入方法>

JR東日本で、Suicaの利用エリア内にある駅に、カードの発売機があります。またみどりの窓口でも購入できます。
モバイルSuicaを契約しているときは、パソコンや携帯電話から購入することもできます。
Suicaは、1回購入すれば、チャージをしながらずっと使えるカードです。この最初にカードを購入する時には、預り金(デポジット)としてチャージ金額とは別に500円が必要です。これはカードの使い捨てを防止するという観点かららしいのですが、乱用の防止にもなりそうですね。使わなくなれば、チャージ金額を払い戻すことができ、カード返却するとデポジットも戻ってきます。


<利用可能エリア>

Suicaは、自動清算の乗車券としては、利用範囲が決まっています。
エリア外の駅まで乗車する時には、あらかじめ切符を買わなければなりません。近郊に出かけるときは大丈夫ですが、遠出する時に目的地の改札口で出られなくなったら大変。範囲を確認しておく必要がありますね。

・首都圏エリア
・仙台エリア(JR、仙台空港鉄道)
・新潟エリア

の、3地域がありますが、残念なことに、これらのエリアをまたいでの使用はできないのです。東京駅でSuicaを使って乗車したとしますよね。電車を乗り継いで仙台まで行くことはできますが、仙台駅で改札を出られません。


<メリット>

・改札機の通過
非接触型ICカードシステムなので、カードを機械に通さなくていいというのが最大のメリット。カードをかざすだけなので破損の危険性が低くなります。
機械の読み取り可能範囲が、半径10センチ程度なので、パスケースなどに入れたまま、近くに持っていけばよいのですが、確実に読み取らせるために、一度機械にタッチさせる「「タッチ&ゴー」という通り抜け方が進められています。どちらにせよ、機械の中に乗車券を通す従来の方法よりも、ずっと早く通り抜けられるので、改札渋滞の解消にもなりますね。

・自動清算
あらかじめ入金しておけば、乗った駅と降りた駅の情報で、自動清算されるので、乗車券購入の煩わしさがなくなります。特に首都圏では、乗り換えが頻繁で、路線も見にくいですよね。また、予定の駅と違う駅で降りたときの清算も、従来のように窓口ですることなく、そのまま改札を通ることができます。

・チャージ機能
残高が少なくなった時に、自動券売機やカードの販売機などで簡単に入金することができます。エリアの中だったら、チャージできる機械もたくさんあります。

・買い物にも使える
鉄道の利用だけではなく、電子マネーとして買い物の清算にも使うことができます。買い物の時にも、改札機の非接触型ICカードシステムと同じく、レジの横においてある読み取り機にかざすだけでOK。

・リライト機能
同じカードの情報を書き換えることができます。たとえば、定期券の更新で、利用駅が変わるとき、無記名のSuicaカードを記名式のものに変える時などに、新たにカードを購入する必要がなく、同じカードを繰り返して使うことができます。(新たにデポジットがかからないということです)

・再発行
個人情報を登録しておけば、万が一紛失したときに、カードの再発行が可能です。すぐにみどりの窓口に申し出ると、カードの利用を停止し、残高が補償されます。ただし、再発行手数料500円と、新しいカードの預り金(デポジット)500円が必要です。紛失したカードのデポジット分も戻って来ないので、−1000円かかるということですね。


<デメリット>

・自動清算
自動清算の落とし穴というのがあって、実は乗り継ぎをしたときに、割高になってしまうケースがあるらしいのです。

・利用できるエリア
利用できるエリアが決められています。Suicaのエリアだけでも、JR東日本とJR新潟、JR仙台のそれぞれのエリア外の自動清算はできません。(たとえば、東京⇔仙台なら、従来通り乗車券を購入しなければならないということです)
また、PASMOやICOCAなど、他社発行の鉄道系電子マネーで、相互利用が可能になっているものも増えてきましたが、まだ使えない部分もあるので、注意しなければなりません。

・預り金(デポジット)
カードの発行代金として、1枚500円あたりの預り金が必要です。再発行の時にも、再発行手数料500円がかかります。

交通系

関連エントリー

・Suica(スイカ)
・PASMO(パスモ)
・ICOCA(イコカ)
・PiTaPa(ピタパ)